第33回全日本BMX選手権大会レース競技

吉村樹希敢が長迫吉拓をおさえて地元で初のタイトルを獲得!

大阪府堺市の大泉緑地公園サイクルどろんこ広場BMXトラックで開催の第33回全日本BMX選手権大会はレース競技が行われました。
男子エリートでは、地元大阪の吉村樹希敢(クレジットレーシング/大阪府)が、この大会6連覇を狙う長迫吉拓(MXインターナショナル/岡山県)に競り勝ち、初めてのエリートでの全日本タイトルを獲得しました。

スタートでのトップ争いで前に出た吉村は、第一コーナーをトップで通過。追撃するレース運びとなった長迫が第2ストレートのジャンプでミスしたこともあり、リードを広げた吉村がトップでゴールしました。3位には阪本章史(アスリートジャポン/大阪府)が入りました。

吉村の全日本BMX選手権大会での優勝はジュニア時代以来で、エリートでは初となります。


男子エリート優勝の吉村樹希敢(右)と2位の長迫吉拓(左)

男子エリート表彰式

エリートとジュニアの混走で3レースでの合計で争われた女子のレースは、ジュニアの畠山紗英(MXインターナショナル/神奈川県)が、エリートの瀬古遥加(IRCタイヤ/三重県)をおさえてすべてのレースをトップでゴールしました。

表彰はジュニアとエリートが別々で行われるため、女子エリートでは瀬古遥加
女子ジュニアは畠山紗英が全日本タイトルをそれぞれ獲得しています。

女子エリートの2位には飯端美樹(SEレーシング/大阪府)、3位には朝比奈綾香(大阪府)が入っています。

女子エリート優勝の瀬古遥加

女子ジュニア優勝の畠山紗英

女子エリート表彰式

女子ジュニア表彰式

女子同様に3レースでの合計で争われた男子ジュニアは、1レースずつトップでゴールした山口大地(帝京長岡高等学校/新潟県)と
池上泰地(クワハラ/大阪府)の争いとなりました。

迎えた3レース目は、リードする山口に池上が最終コーナーでインに入り仕掛ける展開となりましたが、池上が転倒し山口が2年連続のタイトルを獲得しました。
3位には杉山豪(埼玉県)が入りました。

男子ジュニア優勝の山口大地(右)と2位の池上泰地(左)

男子ジュニア表彰式

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Photo・Text:日本自転車競技連盟BMX小委員会委員 猪俣健一