2016年BMXアジア選手権大会が中国・太原にて開催されました。2004年に建設された今大会会場は、2006年に初のBMXアジア選手権大会が開催され、2008年にはアジア初のBMX世界選手権大会も開催されるなど、アジアでは数少ない世界基準のコースです。
今年は参加国6カ国と少なめでしたが、日本からは9名の選手が参加し、全カテゴリーでのタイトル獲得を狙いました。ジュニアカテゴリーでは、アジア選手権大会初参戦となる畠山紗英が女子クラスで優勝しました。男子は昨年に続き山口大地が優勝し2連覇を達成しました。2位には池上泰地が入賞し、日本チーム1・2フィニッシュとなりました。
エリートカテゴリーは予選から中国チームに先行を許す場面が続き、女子クラスは決勝でも攻略することができず、日本の瀬古遥加は5位でレースを終えました。
男子は日本より4名の選手が決勝へ進出、吉村樹希敢が優勝し自身初のエリートアジアタイトルを獲得しました。2位には吉井康平、3位に松下巽が入り、3年連続で日本チームが表彰台を独占し、タイトルを守りきりました。
年々レベルの上がるアジア圏のBMXレースですが、今後もシーンをリードし、8月に控えるリオ五輪でもしっかりとパフォーマンスを発揮できるよう引き続きサポートしていきます。
今大会もたくさんのご声援いただき、ありがとうございました。 レポート : 三瓶 将廣

男子エリート決勝の模様
左より、3位の松下#38 優勝の吉村#27 2位の吉井#55

男子エリート表彰式
(左より2位の吉井、優勝の吉村、3位の松下)


女子ジュニア優勝、畠山の走り(ゼッケン18)

日本チーム
(左より、長谷川勇斗、三瓶貴公、松下巽、吉村樹希敢、畠山紗英、瀬古遥加、吉井康平、池上泰地、山口大地)
■大会リザルト(抜粋)
※公式リザルトは下記よりご確認ください
公式リザルトリンク
もしくは
http://www.asiancycling.com/
【男子ジュニア】
優勝 山口大地(帝京長岡高等学校/新潟県)
2位 池上泰地(Team Kuwahara/大阪府)
3位 Miao Run Peng 中国
【男子エリート】
優勝 吉村樹希敢(CREDIT Racing/大阪府)
2位 吉井康平(MXインターナショナル/東京都)
3位 松下巽(早稲田大学大学院/神奈川県)
6位 長谷川勇斗(流通経済大学/茨城県)
予選敗退 三瓶貴公(サイバー大学/神奈川県)
【女子ジュニア】
優勝 畠山紗英(白鵬女子高等学校/神奈川県)
2位 Wong Meng Yao 中国
3位 Weng Pei Pei 中国
【女子エリート】
優勝 Lu Yan 中国
2位 Zhang Ya Ru 中国
3位 Hao Cui 中国
5位 瀬古遥加(至学館大学/三重県)
【帯同スタッフ】
監督 三瓶将廣(連盟BMXコーチ)一般社団法人Systematic BMX
メカニック 光武正勝(連盟強化支援スタッフ)株式会社マルイ