2014アジアBMX選手権大会/日本人選手が3カテゴリーで金メダル獲得!

インドネシアの小さな町、シアクシリにて2014年アジアBMX選手権大会が開催された。ツールドシアク(ロードレース)を開催するなど、サイクルイベントに力を入れているこの町に建設されたBMXコースは、アジア独特の特徴はあるものの通常のレイアウトに近く、日本チームにとっては有利なコース設計となっていた。

各選手、連日の猛暑に苦戦するものの、前日同会場で開催されたローカルレースへ参加し、レースに向けた最終調整を行うことができ、万全な状態で大会へ臨めた。

当日はアジア独特の短いインターバルでレースが進行するなか、日本チームは7名全員が決勝へ駒を進めた。

【男子エリート】

全日本選手権4連覇し、今年度ワールドカップでも決勝進出を果たしている長迫吉拓が、様々なプレッシャーに打ち勝ち、決勝でも安定した走りで日本へ2011年ぶりのエリートアジアタイトルをもたらした。吉井康平と吉村樹希敢もそれぞれ2位、3位に入り、日本チームが表彰台を独占した。

長迫吉拓(997)、吉井康平(5)、吉村樹希敢(27)

【男子ジュニア】

予選から1本も1位を譲らなかった池上悠斗が決勝でも安定した走りで初のアジアタイトルを獲得した。前半表彰台圏内を争っていた松村和真は、プロセクションで失速し、その後も挽回することができず5位でフィニッシュラインをくぐった。

池上悠斗(37)、松村和真(36)

【女子ジュニア】

3ヒート合計ポイントで行われた女子ジュニアクラスは、瀬古遥加が最初の2ヒート共に1位をとり、強豪の中国勢を抑えて2年連続のアジアタイトルを獲得した。朝比奈綾香は惜しくも表彰台を逃し、4位で大会を終えた。

瀬古遥加(54) 朝比奈綾香(55)

日本チームは参戦したカテゴリー全てにおいて金メダルを獲得し、アジアを引っ張る意地を見せた大会となった。同時にオリンピック国別選考枠獲得に向けたUCIポイントも加算し来シーズンへの弾みをつけることができた。

日本人選手リザルト

男子エリート

1位/長迫吉拓 2位/吉井康平 3位/吉村樹希敢

男子ジュニア

1位/池上悠斗 5位/松村和真

 

 

 

 

女子ジュニア

1位/瀬古遥加 4位/朝比奈綾香