【ハイライト動画/大会レポート】2022 JBMXF大東建託シリーズ第2戦 / 西日本2戦 広島大会

中林凌大がチャンピオンシップ初優勝

一般社団法人全日本BMX連盟(略称JBMXF)が主催し、日本自転車競技連盟(JCF)の公認大会である2022JBMXF大東建託シリーズ。第2戦が広島県安芸高田市の土師ダムBMX TRACKで開催された。男子の最高峰カテゴリーである、チャンピオンシップ男子で中林凌大が同カテゴリー初優勝を果たした。

チャンピオンシップ男子
ジュニア、U23とエリートの選手で争われるチャンピオンシップカテゴリー。男子はベテランから若手までの13名がエントリーした。予選がスタートするタイミングで雨が降り出し、ウェットコンディションのなかでレースが行われた。
3回の予選を走行した総合成績により勝ち上がった8名のライダーによる決勝。2020-2021シーズン総合王者の中林凌大(日本体育大学)がスタートから飛び出し、2位のポジションから木内彪凱(モトクロスインターナショナル)が追って第1コーナーに進入する展開。3位争いは第1コーナーをイン側から仕掛けた島田壮(S PRO BMX CLUB)に対し、アウト側から進入した島比加瑠(日本体育大学)らが押し出される格好となり、後続の選手も含めたクラッシュが発生した。トップ争いに影響はなく、追い上げる木内を押えきった中林が首位でフィニッシュラインを通過した。2位には木内、3位には島田壮が入った。2020-2021
シリーズでは総合チャンピオンを獲得した中林だが、コンスタントにポイントを積み重ねたもので、チャンピオンシップでは本大会が初優勝だった。2位の木内と3位の島田は今季よりジュニアカテゴリーの年齢となった選手で、本大会がJBMXF大東建託シリーズのチャンピオンシップカテゴリーに初参戦だった。最高峰カテゴリーデビュー戦で表彰台に上り、若手選手の注目株として名乗りをあげた格好だ。

スタートからトップに立った中林凌大(#201)が追い上げる木内彪凱(#221)フィニッシュまで押えきりチャンピオンシップカテゴリー初優勝を達成した。3位には第1コーナーでの争いを制した島田壮が入った。

チャンピオンシップ男子表彰式

優勝 中林凌大(日本体育大学)
2位 木内彪凱(モトクロスインターナショナル)
3位 島田壮(S PRO BMX CLUB)

優勝した中林凌大のコメント
広島のコースは得意としていて相性のいいコース。今回は雨のなかのレースで難しさもあったが、チャンピオンシップで初めての優勝を広島で達成することができてうれしかった。決勝のスタートでトップに出られたので、自分の走りに集中してフィニッシュすることを心がけた。予選では転倒もあったが、滑りやすいコースであることなど、決勝に向けて状況を的確に判断できるプラスの材料とすることができた。

チャンピオンシップ女子

3名の選手による3レースの合計で争われたチャンピオンシップ女子。開幕戦を制した酒井亜樹(deux roues elite team)と野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team)が毎レーストップ争いを繰り広げた。
1レース目をトップフィニッシュの酒井に対し、2レース目は野村がフィニッシュ手前で酒井の前に出て、お互い一歩も譲らない展開で3レース目へと進んだ。3レース目は酒井がトップでレースを進め、野村が最終コーナーで仕掛けるものの届かず酒井が開幕戦から2連勝を達成した。3位には今季初参戦の早川優衣(立命館大学)が入った。

開幕戦を制した酒井亜樹(#201)が野村凪沙との争いを制して2連勝を達成した。

チャンピオンシップ女子表彰式

優勝 酒井亜樹(deux roues elite team)
2位 野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team)
3位 早川優衣(立命館大学)

最年少の5~6歳からレジェンドライダーまでが熱戦を展開
チャンピオンシップのトップカテゴリーだけでなく、未来のトップライダーを目指すキッズも活躍するのがBMXレーシングだ。最年少カテゴリーはボーイズでは5~6歳、ガールズは5~8歳を設定。細かな年齢設定により、同世代で切磋琢磨しながらレベルアップできる環境が構築されている。
また第一線を退いた、かつてのトップライダーも活躍する舞台も用意されている。年長者向けとして30歳オーバーのほか、24インチの車輪を使用したクルーザーで40歳オーバーを設定。さらに30歳以上の上級者にはマスターズカテゴリーが用意されており、さまざまなライダーが自らのレベルに合わせたレースに打ち込むことができる。


左:ボーイズ5~6歳では山本維心(#85)が優勝

右:ガールズ5~8歳優勝の小泉千紗(#4)

左:男子30歳オーバーは島田忠彦(#202)が優勝

右:クルーザー男子40歳オーバーは北川大介(#1)が今大会最年長56歳の鶴田聖二(#23)との争いを制して優勝


マスターズは昨シーズンまでチャンピオンシップで出場していた野村敏且(#150)が優勝した。

Our Sqorz

大会概要
大会名:2022 JBMXF大東建託シリーズ第2戦/西日本第2戦 広島大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟 主管:広島県BMX協会 公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:土師ダムBMX TRACK(広島県安芸高田市)
開催期日:2022年6月4日(土)~6月5日(日)
後援:広島県、安芸高田市、安芸高田市教育委員会、安芸高田市体育協会、広島県自転車競技連盟(順不同)
全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー

大東建託未来のアスリート支援プロジェクトhttps://team-daito.com/

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