【ハイライト動画/大会レポート】2022 JBMXF大東建託シリーズ第4戦 / 東日本2戦 秩父大会

8mヒルのコースで木内彪凱がシリーズ初優勝

一般社団法人全日本BMX連盟(略称JBMXF)が主催し、日本自転車競技連盟(JCF)の公認大会である2022JBMXF大東建託シリーズ。
第4戦が10月9日に埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパークBMXコースで開催された。
当コースはワールドカップやオリンピックでチャンピオンシップカテゴリーが使用する8mスタートヒルを備えているのが特徴。
この8mヒルではじめて開催されたJBMXF大東建託シリーズを制したのは、若手ライダーの成長株である木内彪凱だった。


チャンピオンシップ男子

JBMXF大東建託シリーズ初優勝を達成した木内彪凱(#221)と2位の山口大地(#99)

ジュニアとU23、エリートの選手で争われるチャンピオンシップカテゴリー。
男子は全日本王者の松下巽をはじめとするベテランに、前戦の新潟大会で復活優勝を果たした山口大地ら20歳代の選手、さらにチャンピオンシップ初年度となる木内彪凱など、多彩な年齢層の14名が出走した。
このカテゴリーではJBMXF大東建託シリーズで初めてとなる8mのスタートヒルが使用された。
この8mヒルは、男女のチャンピオンシップカテゴリーで使用される国際規格に合致したものであり、日本国内に現存するコースで備えているのは、この秩父滝沢サイクルパークのみとなる。
ベテランの豊富な経験が勝るのか? 若手選手の勢いが勝るのか? 誰が勝ってもおかしくない注目の決勝レース。
8人横一線のスタートで優位に立ったのはイン側のゲートからスタートした木内彪凱。第一コーナーでトップに立つと、山口大地が2番手で追う展開でレースが進む。
木内はコーナーでも山口の追撃を許さずトップでフィニッシュし、JBMXF大東建託シリーズ初優勝を達成した。2位には山口、3位争いを制したのは20歳の若手ライダー橋本颯馬だった。

左:コーナーで山口が木内にプレッシャーをかけるも前に出ることはできなかった

右:秩父滝沢サイクルパークの8mスタートヒル。チャンピオンシップカテゴリーのみに使用され、その他のクラスは左側の5mヒルを使用する


優勝 木内彪凱(モトクロスインターナショナル)
2位 山口大地(モトクロスインターナショナル)
3位 橋本颯馬(日本体育大学)

優勝した木内彪凱のコメント
練習から調子も良く(3回走る)予選のすべてを1位でフィニッシュできた。
決勝では今日一番のスタートが決められて、その後のコーナーでもしっかりと後続を抑える走りを心がけた。
今年からジュニアの年齢になって、JBMXF大東建託シリーズのチャンピオンシップは広島大会以来の2戦目。
前回2位の悔しさを晴らす優勝ができてうれしい。
今月末の全日本選手権で目指すジュニアタイトル獲得に向けて良い内容のレースができたと思う。

チャンピオンシップ女子
2名のエントリーとなった女子チャンピオンシップは、女子13-14歳と統合してレースが行われた。
本来であれば女子チャンピオンシップも8mスタートヒルを使用するが、統合のため5mスタートヒルでのレースとなった。
3ヒートの合計で争われ、すべてトップフィニッシュした野村凪沙がJBMXF大東建託シリーズ初優勝を果たした。

野村凪沙(#205)が浅見渚(#208)を抑えてシリーズ初優勝を果たした

チャンピオンシップ女子表彰式

優勝 野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team)
2位 浅見渚(モトクロスインターナショナルHARO)

波乱の男子15-16歳は浦井健芯が優勝
17-18歳のジュニアカテゴリーを控える男子15-16歳のクラスは次世代のトップ選手予備軍が揃う。
前夜の降雨による影響で路面が滑りやすく8名中4名が転倒する波乱のレース。
スタートからトップに立った岸龍之介が第2コーナーで転倒するなどの混戦を抜け出した浦井健芯が制した。

男子15-16歳は浦井健芯(#8)が優勝した

リザルト

Sqorzデータ

大会概要
大会名:2022 JBMXF大東建託シリーズ第4戦/東日本第2戦 秩父大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟 主管:秩父BMX協会
公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:秩父滝沢サイクルパークBMXコース(埼玉県秩父市)
開催期日:2022年10月8日(土)~10月9日(日)
後援:秩父市/秩父市体育協会
全日本BMX連盟オフィシャルパートナー
大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
https://team-daito.com/