岸龍之介が2連勝、女子は野村凪沙が3連勝!
2023 JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会が埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパーク BMX トラックで開催された。
決勝が始まると同時に小雨が降り出し途中から本降りの雨となって、ウエットコンディションのなかレースは進行した。
最高峰のチャンピオンシップカテゴリーは、男子が岸龍之介、女子は野村凪沙が勝利した。
チャンピオンシップ男子
男子トップカテゴリーであるチャンピオンシップ男子は、今季開幕から4連勝の中林凌大と、前戦の新潟大会でチャンピオンシップ初優勝を成し遂げた岸龍之介がトップ争いを展開した。
前戦を中林が欠場したため、岸にとって今大会での勝利が重要な意味をもつレースだ。
スタートは中林と岸がほぼ横一線で抜け出すが、岸は中林よりも第1コーナーにイン側で進入し第2ストレートでトップに立つ。
その後の展開も岸が粘り勝ち、第5戦に続く連勝を果たした。
3位争いを制したのは山口大地。
第2コーナーで2位を走行する中林のリアタイヤにフロントタイヤを接触させて減速を余儀なくされた橋本颯馬、さらにその影響を受けた深川匠を交わしての表彰台獲得だった。
スタート後の第1ストレートで岸龍之介(#224)と中林凌大(#501)が抜け出した
中林(右)の追い上げを振り切った岸(左)が初優勝からの連勝を達成した
チャンピオンシップ男子表彰式
優勝 岸龍之介(モトクロスインターナショナル/秩父BMX協会)
2位 中林凌大(日本体育大学/秩父BMX協会)
3位 山口大地(モトクロスインターナショナル/Cactus&Co./新潟県BMX協会)
優勝した岸龍之介のコメント
緊張していたが自分の走りを意識することに気をつけた。
第2ストレートのプロセクションでミスをしてしまいアウトに寄ってしまったが、それが結果的に中林選手のコースをブロックする形になった。
運もありますが良かったと思います。
前回の新潟大会の時よりも、メンタル面でも技術面でもだいぶ成長が感じられ調子が良く、それを勝利に繋げられてうれしいです。
チャンピオンシップ女子
ジュニアカテゴリーの選手がDNSとなったため、3名のU23カテゴリによって争われたチャンピオンシップ女子は、3ヒート合計のフォーマットで行われた。
1,2ヒート目をトップでフィニッシュした野村凪沙が、3本目でスタートからトップに出た西村寧々花に先着を許すも3ヒート合計でポイントを上回り、第4戦から続く連勝を3と伸ばし、今シーズンの勝ち数でも西村に並んだ。
なお、このレースは女子チャンピオンシップで8mスタートヒルを使用した国内初のレースとなった。
チャンピオンシップ女子は野村凪沙(#501)が3ヒート合計のレースを制して3連勝
チャンピオンシップ女子表彰式
優勝 野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team/関西BMX競技連盟)
2位 西村寧々花(GAN trigger/関西BMX競技連盟)
3位 浅見渚(モトクロスインターナショナル/秩父大会)
優勝した野村凪沙のコメント
雨の影響でゲートが滑るなどして100%の力を発揮できず失敗も多く悔しい部分が残りますが、全体を通して上手くレース運びができたので、そのあたりは良かったです。
次の岩手大会はまだ出られるかわかりませんが、もし残り2戦出場できたらシリーズ連覇を目指して頑張りたいです。
注目のチャレンジカテゴリー
ガールズ9-10歳
8月にスコットランドのグラスゴーで開催されたUCI BMXワールドチャレンジのガールズ9才クラスで優勝した小泉千紗(岡山県BMX協会)がW1ゼッケンで初のJBMXF大東建託シリーズに出場した。
予選、決勝とも後続に2秒以上の大差を付け貫禄を見せつけた。
ボーイズ7-8歳
22名のエントリーによって争われたボーイズ7-8歳クラスは、地元秩父在住の関根一真(秩父BMX協会)が勝利。
予選第3ヒートの2着を除いて、準決勝まで1位でフィニッシュし、決勝では第2ストレート以降後続を引き離して優勝した。
【リザルト】(2023/10/01 13:48)
Sqorz
MOTO
大会概要
大会名:2023 JBMXF大東建託シリーズ第6戦 秩父大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟 主管:秩父BMX協会
公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:秩父滝沢サイクルパークBMXトラック(埼玉県秩父市)
開催期日:2023年9月30日(土)~10月1日(日) 後援:秩父市、秩父市体育協会
全日本BMX連盟オフィシャルパートナー
大東建託未来のアスリート支援プロジェクト https://team-daito.com/